2025/05/28

発酵食品は加熱に注意!でも菌が死んでも“無意味”じゃない!

発酵食品は加熱に注意!でも菌が死んでも“無意味”じゃない!

発酵食品は「生きた菌」が健康に良いと言われますが、料理で加熱すると実はその菌は死んでしまいます

「せっかく体に良いと思って食べていたのに…」とショックを受けませんか?

でもご安心を。実は菌が死んでも体に嬉しい効果が残ることがわかってきました。

本記事では、菌と酵素の加熱耐性、死菌の働き、そして正しい調理のポイントを丁寧に解説します。

 

発酵食品に含まれる菌と酵素のちから

発酵食品には、乳酸菌や麹菌、納豆菌などの“有用菌”が含まれています。

これらは腸内環境を整えたり、免疫バランスを保つなど、健康に大きく貢献します。

また酵素も含まれており、消化を助けたり代謝を促す役割も担っています。

こうした「微生物の力」を活かすには、加熱や加工の影響を理解することが重要です。

 

加熱調理で菌は死ぬ!でも本当にそれは“損”?

菌や酵素は熱に弱い
多くの発酵食品に含まれる菌や酵素は、60℃以上で機能を失い、70℃を超えると死滅します。

食品 致死温度目安 備考
納豆菌 約70℃以上 電子レンジ加熱と高温で失活
乳酸菌 約60℃以上 ヨーグルトは非加熱がおすすめ
麹菌酵素 50〜60℃前後 味噌汁を沸騰させると失活

 

熱によって失われるもの
菌の増殖能力、酵素の働き、発酵による香りや旨味(場合により)などが損なわれる可能性があります。

 

菌が死んでも“意味がある”3つの理由

    • ① 腸内細菌のエサになる
      死菌の細胞成分が、腸内の善玉菌の栄養となって機能をサポートします。

 

    • ② 免疫細胞を刺激する
      死菌の細胞壁が腸内の免疫細胞を刺激し、免疫バランスの調整に役立ちます。

 

    • ③ アレルギー対策にも効果あり
      L-92乳酸菌などの死菌は、抗アレルギー効果が認められており、サプリや機能性飲料にも活用されています。

 

酵素はさらに熱に弱い!調理温度の工夫を

酵素はたんぱく質の一種で、45〜60℃の加熱で簡単に変性し、効果を失ってしまいます。

塩麹や甘酒など酵素が目的の発酵食品は、加熱せずそのまま使うか、料理の最後に加える工夫が必要です。

 

失活を防ぐ!おすすめの摂取方法と避けたい例

✅ 効果を残す調理ポイント

    • 味噌汁は火を止めてから味噌を溶く
    • 納豆はそのまま食べるか、熱々ごはんにのせる程度に
    • 甘酒は60℃以下で温める

❌ 避けたいNG調理法

    • 納豆チャーハン(炒めて菌死滅)
    • 味噌を煮込む(酵素や麹菌死滅)
    • ヨーグルトを加熱(乳酸菌失活)

 

生菌か死菌か?目的で使い分けよう

目的 適した菌 摂取方法
腸内環境改善 生菌 納豆、ヨーグルト(非加熱)
免疫調整・栄養補給 死菌 加熱済み発酵食品、サプリ
消化酵素を摂りたい 酵素 非加熱の塩麹、甘酒

 

まとめ

発酵食品は、加熱調理によって菌や酵素の力が弱まることがありますが、それは決して「意味がない」わけではありません。

死菌にも腸内環境や免疫に対する有効性があり、摂り方を工夫すれば十分にその恩恵を受けられます。健康のために発酵食品を取り入れるなら、加熱の影響を理解し、「菌が生きていても死んでいても」活かせる食べ方を選びましょう。

 

他にも腸内環境に関するブログを書いていますので、見てみて下さい。

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