グラノーラというと、「ヘルシー」「腸に良さそう」「忙しい朝でも栄養が摂れる」というイメージが強い食品です。
ですが、天満橋・谷町四丁目・北浜・堺筋本町エリアのお客様を見ていると、グラノーラを日常的に食べている方は意外と痩せにくい傾向があります。
特に多いのが、「オートミールにグラノーラを“少しだけ”混ぜる」というパターン。
この“少しだけ”がクセもので、実はダイエットをじわじわ停滞させる原因になっているケースが少なくありません。
この記事では、グラノーラが太りやすい理由、腹持ちが悪い理由、
そして「食感依存」が起こす落とし穴と代替案について、天満橋のパーソナルジムとしての視点から解説していきます。

まず知っておきたいのは、グラノーラは「ヘルシーなダイエット食品」ではなく、分類としては超加工食品に入るということです。
市販のグラノーラの原材料を見てみると、
といったものが並んでいることがほとんどです。
見た目はオシャレで「身体に良さそう」ですが、構造としては“ヘルシー風のお菓子”に近いのが実態です。
カロリーも高く、一般的なグラノーラは100gあたり450〜520kcalほど。
これは菓子パンやケーキに近い数字です。
「朝はグラノーラとヨーグルトだから安心」と思っていると、知らないうちにエネルギーオーバーになっていることがあります。
グラノーラがダイエット中にネックになるポイントを、いくつかに分けて整理しておきます。
① 砂糖と油が多く、高カロリーになりやすい
グラノーラは、バラバラの穀物を「かたまり」にするために、砂糖やシロップ・植物油が使われます。
そのため、見た目が少量でもエネルギー密度が高く、10g(スプーン1杯弱)でも約50kcal前後あります。
「ほんの少ししか入れていません」と言う方でも、
毎日積み重なると1ヶ月で1,500kcalを超えることもあり、じわっと体脂肪を増やすには十分な数字です。
② “つまみ食い”で摂取量が増えやすい
グラノーラを食べる方の特徴として、
「計量せず、ひとつまみ・スプーン1杯でざっくり入れている」というパターンがとても多いです。
今日はひとつまみ、明日はちょっと多め、気づけばスプーン山盛り…というように、量らないものは必ず増えるという法則が働きます。
ダイエットにおいて、この“じわじわ増量”はかなりの落とし穴です。
③ 食感依存で「もう少し」が止まりにくい
グラノーラを好む方は、甘さよりもカリッ・ザクザクといった食感を求めているケースが多いです。
この「食感の快感」は脳の報酬系を刺激しやすく、「もう一口」「もう少しだけ」と手が伸びやすくなります。
結果として、オートミールやヨーグルトを食べるたびに、グラノーラの量もセットで増えていく…ということが起こります。
「食物繊維が多いから腹持ちが良さそう」と思われがちなグラノーラですが、実際には腹持ちが悪い食品に分類されます。
その理由を分解してみましょう。
① 砂糖・シロップで血糖値が乱れやすい
グラノーラには砂糖やシロップが多く含まれ、血糖値が一気に上がり、その後スッと下がりやすい特徴があります。
血糖値が急降下すると、身体は「また何か食べたい」というサインを出しやすく、結果として次の食事までの間にお腹が空きやすくなります。
② 噛む回数が少なく、満腹感が続かない
ザクザクした食感の割に、粒が小さいため噛む回数は少なくなりがちです。
よく噛むことで満腹中枢は刺激されますが、噛む回数が少ないと、しっかり食べたつもりでも満腹感の持続時間が短くなります。
③ 食物繊維の「質」が腹持ちに影響している
グラノーラには食物繊維が含まれていますが、その多くは加工された繊維だったり、砂糖や油とセットで摂る形になります。
オートミールや野菜・豆類から得られる繊維と比べると、腹持ちの面ではどうしても見劣りしてしまいます。
「カロリーはある程度抑えているのに、なかなか体重が落ちない」という相談を、
天満橋のパーソナルジム Tune Up でもよく受けます。
食事内容を詳しく聞いてみると、そこに超加工食品が紛れ込んでいることがほとんどです。
以前のブログでも触れましたが、超加工食品はなぜ太りやすいのかというテーマは、ダイエットを考える上でとても重要です。
超加工食品は、
①食欲をコントロールしにくくする
②噛む回数が減り、食べるスピードが上がる
③満腹感が長く続かない
④脳の「もっと食べたい」を強く刺激する
といった特徴を持ちます。
つまり、同じカロリーでも「何から摂っているか」で太りやすさは変わるということです。
グラノーラのような超加工食品は、カロリー表示だけを見るとそこまで多くなくても、
結果的に「もう少し」「おかわり」を引き出しやすく、体脂肪が増えやすい条件をそろえてしまいます。
最近増えているのが、「オートミールは身体に良いと聞いたので、そこにグラノーラをひとつまみ混ぜています」というパターンです。
一見とてもヘルシーに聞こえますが、ここにも落とし穴があります。
① オートミールのメリットが打ち消される
本来オートミールは、血糖値が上がりにくく、腹持ちも良く、ダイエットや姿勢改善の土台づくりにも向いている優秀な食品です。
しかし、そこに砂糖と油を含むグラノーラを混ぜることで、せっかくのメリットが薄れてしまいます。
② 「少しだけ」が習慣化し、必ず増えていく
グラノーラを食べる人の特徴として、「食感がないと物足りない」「カリッとしたものが欲しい」という食感依存があります。
最初はひとつまみだったのが、そのうちスプーン1杯、気づけば山盛り…というのは、実際の指導現場でも本当に多い変化です。
③ 結果として“痩せそうな朝食”が太りやすい朝食に変わる
オートミール自体は痩せる土台を作るのに適した食品ですが、そこにグラノーラを足していくことで、
見た目はヘルシーなのに痩せない朝食に変わってしまいます。
カロリー計算だけでは見えない部分で、ダイエットをブレーキしている状態です。
とはいえ、「グラノーラのザクザク感が好き」「食感がないと満足できない」という気持ちもよく分かります。
そこで、グラノーラの代わりに使える、太りにくい“食感担当”の食材をいくつか紹介します。
① ローストナッツ(アーモンド・クルミなど)
オートミールやヨーグルトに、5〜8粒ほどのローストナッツをプラスする方法です。
カリッとした食感がありながら、グラノーラよりも原材料がシンプルで、量も管理しやすくなります。
② カカオニブ(砂糖不使用のもの)
チョコレートのような風味とザクザクした食感が楽しめる食材です。
オートミールに小さじ1〜2杯程度混ぜるだけで、満足感がぐっと上がります。
砂糖入りのチョコグラノーラよりも、はるかにダイエット向きです。
③ 無糖の全粒粉シリアル
砂糖と油が使われていない、シンプルな全粒粉シリアルを「食感だけ借りる」イメージで少量足す方法です。
グラノーラほど高カロリーではなく、噛みごたえも確保できます。
④ シードミックス(チアシード・亜麻仁など)
プチプチした食感に加え、オメガ3脂肪酸や食物繊維も摂れる優秀食材です。
オートミールやヨーグルトにスプーン1杯ほど混ぜるだけで、食感に変化が出て満足感がアップします。
⑤ 冷凍ベリー
冷凍のままヨーグルトやオートミールに入れると、よく噛まないと食べにくいため、自然と咀嚼回数が増えます。
咀嚼が増えることで満腹感も高まり、間食も減らしやすくなります。

「分かってはいるけど、どうしてもグラノーラが好きで…」という方もいると思います。
その場合は、完全にゼロにするのではなく、太りにくいルールを決めて付き合うことがポイントです。
① 毎回「量る」ことを絶対ルールにする
スプーン何杯ではなく、キッチンスケールで10gだけ、あるいは5gだけと決めてしまいましょう。
「量らないものは必ず増える」ので、ここだけは妥協しないのがおすすめです。
② 毎日ではなく“ご褒美日”に回す
毎朝のルーティンにしてしまうと、少しずつ増えていくのは時間の問題です。
週に1〜2回の楽しみにするなど、頻度を意図的にコントロールすることで、ダイエットへの悪影響を減らせます。
③ オートミールやタンパク質を主役にする
あくまで主役はオートミール・卵・ヨーグルト・プロテインなどの「身体づくり食材」です。
グラノーラは、あくまでトッピングの中のひとつとして位置づけ、主役を奪わないようにすることが大切です。
①グラノーラは「ヘルシーなダイエット食品」ではなく、砂糖と油を含む超加工食品に近い存在
②10g(スプーン1杯弱)でも約50kcalとエネルギー密度が高く、「少しだけ」のつもりが積み重なって太りやすい
③腹持ちも悪く、血糖値が乱れやすいため、間食や食べすぎにつながりやすい
④オートミールにグラノーラを足す習慣は、「痩せそうで痩せない朝食」の典型パターン
⑤ナッツやカカオニブなど、太りにくい“食感担当”に置き換えることで、満足感を保ちながらダイエットを進めやすくなる
天満橋・谷町四丁目・北浜・堺筋本町エリアで、
姿勢改善や整体的な身体調整も含めてダイエットを進めたい方には、
食事とトレーニングをセットで見直すことをおすすめしています。
グラノーラのような超加工食品との付き合い方も含めて、
身体づくりをトータルでサポートしますので、気になる方はぜひ一度ご相談ください。
詳細・ご予約は、公式HPまたは公式LINEからどうぞ。
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一部紹介
Tune Up パーソナルジム(チューンアップ)天満橋店
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