「相手が大きいから勝てる気がしない」「失敗したらどうしよう」──そんなネガティブな思考が、実はパフォーマンスに悪影響を与えているとしたらどうでしょうか?
天満橋パーソナルジムでは、身体の調整だけでなく”思考のクセ”にも着目した指導を行う場合もあります。
この記事では、ネガティブな思考が運動力や思考力に与える影響について、スポーツ的視点と筋トレ的視点の両方から解説します。
ネガティブ思考とは「自分にはできない」「失敗するかもしれない」といった否定的な自己予測のこと。
このような思考は、心だけでなく、実際のパフォーマンスにも影響を及ぼすことが数々の研究で示されています。
スポーツにおいて、状況判断や瞬時の反応は勝敗を左右する重要な要素です。
ネガティブな思考が強まると、ワーキングメモリ(下で解説)を圧迫し、プレー中の判断力や注意力が低下します。
「相手が強い」と思うだけで、本来なら見えるはずの選択肢が見えにくくなり、結果として動きが鈍るのです。
筋トレ中でもネガティブ思考の影響は無視できません。
「今日はうまくできないかも」と思いながらのトレーニングは、身体の使い方に迷いや力みを生みやすいです。
結果的にフォームが崩れ、筋出力も落ちます。
自信のある時とない時で、同じ重量でも感覚が変わるのはこのためです。
ワーキングメモリとは、「頭の中の作業机」とも言える脳の機能で、一時的に情報を保持しながら同時に処理を行う領域です。
たとえば、試合中に相手の動き・味方の位置・時間などを同時に把握してプレーを判断するのも、すべてワーキングメモリの働きです。
思考・判断・注意・短期記憶をつなぐ中心的な役割を担っており、スポーツだけでなく日常生活や学習にも深く関わっています。
スポーツ選手の試合中の判断能力が高い選手はワーキングメモリが大きいと考えられます。
ワーキングメモリは、判断・処理・記憶を一時的に行う脳の作業領域です。
ネガティブな考えが頭を占領すると、このスペースが思考で埋め尽くされ、判断ミスや行動の遅れにつながります。
これは競技スポーツだけでなく、日常の動作にも影響します。
ある研究では、精神的疲労や否定的な自己評価を与えられた被験者は、バーピーの回数が平均で16%も減少しました。
筋力そのものが変わったわけではなく、「脳が限界だと錯覚した結果」と言えます。
思考が筋力の発揮に直結するのです。
これらのデータは、思考ひとつで身体のパフォーマンスが明確に変化することを裏付けています。
ポジティブなセルフトークをしてみましょう。
例:「大丈夫、やれる」「ここまで来たからこそ意味がある」と発言思考することは、自己効力感を高め、フォームや集中力を改善すると報告されています。
思考はトレーニングと同じで、繰り返し鍛えることで強くなるのです。
一流アスリートの多くが実践しているのが、試合前のルーティンとポジティブセルフトークです。
自分に合った言葉や動作を繰り返すことで、脳が「いつも通り」と認識し、安心感と集中力を引き出します。
私が監督をしている小学生のバスケチームでは、
シュートを打つときに「入る!」「決める!」
ディフェンスのときに「止める!」「抜かれない!」
など積極的にプラス思考の発言をするように指導しています。
これは筋トレ前にも応用可能です。
「自分にはできないかもしれない」という思考が、実際に力を発揮しにくくする──これは科学的にも明らかになっています。
逆に、「できる」「チャレンジしよう」と思うことで、フォーム・判断・集中力の質は格段に高まります。
天満橋パーソナルジムでは、こうしたメンタルと身体の連携にも注目しながら、よりよいコンディション作りをサポートしています。
Q. 緊張すると悪い想像ばかりしてしまいます。
A. 呼吸+セルフトークのルーティンを持つことで、思考を切り替える準備ができます。
Q. 「今日は無理」と思った時、休むべき?
A. その「無理」が身体から来ているのか、思考からかを見極めましょう。
気持ちの切り替えでできるなら、まずは軽い動きから試すのも有効です。
Q. 子どもにも思考の影響はありますか?
A. あります。特に試合や発表の前などは、大人以上に言葉や周囲の雰囲気に左右されます。ポジティブな声かけが大切です。
他にもダイエットに関するブログを書いていますので、見てみて下さい。
一部紹介👇
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