2025/12/05

天然の食物繊維 vs 加工の難消化性デキストリン|違いを天満橋のパーソナルジムが解説

「食物繊維は身体に良い」「腸内環境を整えるなら食物繊維」という言葉はよく聞きますが、

最近は飲料やサプリに含まれる難消化性デキストリン(RMD:Resistant Maltodextrin)

のような“加工された食物繊維”も身近になってきました。

では、野菜や果物、穀物などに含まれる天然の食物繊維と、加工された難消化性デキストリンでは、本当に同じ効果が得られるのでしょうか?

本記事では、天満橋と北浜、谷町四丁目、堺筋本町の間にあるパーソナルジム「Tune Up」が、論文やRCT(ランダム化比較試験)の知見をもとに、

両者の共通点と決定的な違いを、トレーナー目線で分かりやすく解説します。

腸内環境やダイエットだけでなく、姿勢改善やトレーニング、整体だけに頼らない体質改善の参考にしていただければ幸いです。

天然の食物繊維(オクラ・ニンジン・キノコ)と難消化性デキストリン(RMD)を比較したイラスト。食物繊維の違いを天満橋のパーソナルジムTune Upが解説する内容のアイキャッチ画像。

 

① 天然の食物繊維とは?“栄養パッケージ”としての特徴

まず押さえておきたいのは、天然の食物繊維は「繊維だけ」が単独で存在しているわけではないという点です。

野菜・果物・豆類・全粒穀物・海藻・きのこなどに含まれる食物繊維は、不溶性・水溶性・レジスタントスターチなど、

複数のタイプがミックスされた“栄養パッケージ”の一部として働いています。

さらに、これらの食材にはビタミン、ミネラル、ポリフェノール、抗酸化物質が同時に含まれています。

そのため、腸内環境の改善だけでなく、心血管疾患2型糖尿病がん全死亡リスクの低下といった

長期的な健康指標との関連が、大規模な疫学研究で繰り返し報告されています。

つまり、天然の食物繊維をしっかり摂るということは、単に「便通を良くする」以上に、

“食事全体の質”を高め、寿命や病気リスクにまで影響していると考えられます。

これは、天満橋・谷町四丁目・北浜や堺筋本町エリアで忙しく働く方にとっても、とても大きな価値になります。

 

 

② 難消化性デキストリン(RMD)とは?加工された“機能性食物繊維”

一方、難消化性デキストリン(RMD)は、トウモロコシなどのデンプンを加熱・酵素処理して作られた加工された食物繊維です。

清涼飲料水特定保健用食品サプリメントなどに添加されており、

「食後血糖の上昇をおだやかに」「中性脂肪の上昇をおだやかに」

といった文言で見かけることが多いと思います。

研究レベルでは、RMDを一緒に摂ることで、

    • 食後血糖値のピークが低くなる
    • 食後の中性脂肪上昇が抑えられる
    • ビフィズス菌などの善玉菌が増え、便通が改善する

といった効果が確認されています。

つまりRMDは、天然の食物繊維の一部の働き――特に「腸内環境」「食後血糖・脂質」などの短期的な指標を、

ある程度“再現”できる機能性成分といえます。

 

 

③ 共通点:短期的な生理作用はかなり似ている

天然の食物繊維と難消化性デキストリンには、実は共通している点も多く存在します。

特に論文やRCTで繰り返し報告されているのが、次の3つです。

①便通の改善

便量や便の水分量が増え、排便がスムーズになる

②腸内細菌叢の変化

ビフィズス菌などの善玉菌が増え、短鎖脂肪酸の産生が増加する

③食後血糖・中性脂肪の上昇を緩やかに

食後の血糖スパイクや中性脂肪のピークが低くなる

 

このため、「食後の血糖値が気になる」「便秘気味」「メタボ予備軍」といった、

比較的短期で変化を追いやすい指標に関しては、RMDも天然の食物繊維も、かなり似た働きをしてくれます。

天満橋のパーソナルジムとしての肌感覚でも、食生活が乱れがちな方がRMDをうまく使うと、

お腹の調子が整いやすい」「食後の眠気がマシになった」と感じるケースは少なくありません。

 

 

④ 決定的な違い:長期的な健康リスクと“食事パターン”

一方で、大きな違いが出てくるのが「長期的な健康アウトカム」です。

天然の食物繊維については、数十万人〜数百万人規模の追跡研究で、

    • 心筋梗塞や脳卒中など心血管疾患のリスク低下
    • 2型糖尿病の発症リスク低下
    • 大腸がんなど一部のがんリスク低下
    • 全死亡リスクの低下

との関連が繰り返し示されています。

対して、難消化性デキストリンは、数十〜数百人規模のRCTで

「内臓脂肪が減った」「中性脂肪が下がった」

といった報告はあるものの、

寿命・心疾患・がんなどの“ハードな指標”を何十年も追ったデータは、ほとんどありません。

また、天然の食物繊維を多く摂る人は、そもそも野菜・果物・豆類・全粒穀物が多く、

超加工食品が少ない食生活をしていることが多いです。

つまり、「繊維そのもの」+「食事パターン全体の良さ」が、長期的な健康を支えている可能性が高いのです。

 

 

⑤ トレーナー目線の使い分け:ベースは食材、RMDは“補助輪”

Tune Upでは、天満橋・谷町四丁目・北浜・堺筋本町エリアの方に、次のような考え方でお伝えしています。

①ベースはあくまで天然の食物繊維

野菜・果物・豆類・全粒穀物・海藻・きのこを増やし、「1日25〜30g」を目標にする。

②RMDは目的を絞った“補助輪”

食後血糖や中性脂肪をコントロールしたい、便通をもう一段階良くしたいときのサポートに使う。

③「RMDを飲んでいるから大丈夫」とは考えない

超加工食品やお菓子、揚げ物が多い食生活をそのままにして、RMDだけで帳尻を合わせるのはNG。

また、腸の動きには姿勢や呼吸、腹圧、歩行も深く関わります。

パーソナルジムとしては、食物繊維の話だけで終わらせず、

トレーニングや整体的なコンディショニングでお腹まわりの緊張を整え、

腸が動きやすい身体作りをしていくことも大切だと考えています。

 

 

⑥ Q&A:よくある疑問に答えます

Q1. 難消化性デキストリンだけで食物繊維は足りますか?

A. 不足分を補う「サポート」としては有効ですが、RMDだけで食物繊維をまかなうのはおすすめしません。

長期的な健康リスクを下げるエビデンスは、今のところ天然の食物繊維の方が圧倒的に豊富です。

Q2. RMDはどれくらい摂れば良いですか?

A. 研究では1回5g程度を1日1〜3回という使い方が多いです。

ただし、人によってはガスや軟便が出やすくなるため、少量から試すのが安全です。

Q3. ダイエットにはどちらが有利ですか?

A. 短期的な食後血糖や中性脂肪のコントロールにはRMDも役立ちますが、

「太りにくい食習慣」「痩せやすい体質づくり」という長期的なゴールには、

天然の食物繊維を中心に据えた食事の方が有利です。

 

 

⑦ まとめ:天然の繊維で土台を作り、RMDで細かく調整する

天然の食物繊維と難消化性デキストリン(RMD)は、腸内環境や食後血糖・中性脂肪といった

短期的・局所的な指標ではよく似た働きを示します。

一方で、寿命や病気リスクまで含めた長期的な健康アウトカムについては、

現時点では天然の食物繊維に圧倒的なエビデンスの蓄積があります。

ですから、基本の戦略は

① 食材からの食物繊維で土台をつくる

② 必要に応じてRMDで細かい調整をする

という2段構えが理想的です。

天満橋のパーソナルジム「Tune Up」では、食事指導だけでなく、

姿勢改善や呼吸・腹圧、トレーニング、整体的な身体調整を組み合わせることで、

腸から整えて痩せていける身体作りをサポートしています。

「食物繊維の摂り方を見直したい」「腸から整えて姿勢や体調も変えたい」という方は、

ぜひ一度ご相談ください。一緒に、無理なく続けられる習慣を作っていきましょう。

 

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グラノーラは太る?天満橋ジムが教える食感依存の落とし穴

 

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